日本一周バイク旅は最高すぎた

こんにちは。

2022年夏、バイク歴2年目の大学3年生の私は福岡から、バイクに荷物を乗せて日本一周旅をスタートさせた。夏休み中に全てを周り切ることができなかったため、数週間中断したりしたけれど、計69日間で日本の全都道府県をバイクで巡った。

その時の思い出を少しばかり紹介したい。

 

1.バイクに乗り始めたきっかけ

阿蘇を訪れた際に、阿蘇の大地をバイクが颯爽と駆け巡っている姿に惚れ、私もバイクに乗りたい!と思うようになった、そんな単純な動機。

 

2. 日本一周を始めたきっかけ

気になった場所はGoogle Mapでピン留めするのが私の癖。

バイクに乗るようになり、ツーリングの楽しさに虜になり、雄大な景色の中走ることの楽しさに気づき、また、キャンプなどもしたりするようになったり、とにかく日本の自然を堪能したいと思うようになった。

YouTubeやインスタ、ネットなどでバイクで走ったら気持ち良さそうな道や、みたい景色、行きたい場所をピン留めしていたら、いつの間にか日本中がピンで埋め尽くされるようになっていた。

旅若丸のGoogleMaps(2024年2月時点)

それならばいっそのこと、一気に全部回ろうじゃないか!
また、日本一周しているライダーさんたちにも憧れがあり、そして遊べる夏休みも最後だろう、今を逃したら後悔しかしないだろう、と思い、日本一周旅を始めることを決意した。

3. 感想

其の一

 景色や観光地は逃げない

 けれども人との出会いは一期一会

 

初めは、観光名所など有名なところを見たり、バイクで気持ちよさそうな道を走りたい、というのが動機で、それを中心に旅していたけれど、
道中さまざまな人々と関わる機会がたくさんあった。

ゲストハウスで一緒に語り合った旅人さん、オーナーさんや大将
スーパーや観光地で声かけてくださったお母さん
車から応援してくれた元気なねーちゃんやにーちゃん、おっちゃん
道の駅などで会った旅の先輩、バイクの先輩
地元の方、出待ちの同士
旅を応援してくれ、泊めてくださった素敵なお姉様

ソロ旅だけれど一人ではない。
常に周りに温かい人がいた。
日程にも限りがあり、先を急ごうとしていた時もあったけれど、
出会いという機会、その時間は何事にも変えられない素敵な宝物だった。

 

其の二

 人生何とかなる

 必要なのは、ちょっとした勇気

ちょっとした勇気が必要であって、身構えることはなかったことを思い知った。

何も考えず毎日を過ごしていた小中学生。
なんとなく目指していた高校に向けてなんとなく勉強していて中学3年。
周りのレベルの高さに圧倒されながらも、学校運営や部活に携わり楽しんでいた高校生。
その中でも高い壁に拒まれて、自分の夢と向き合い、漠然と将来への不安に苛まれながらも
興味を惹かれ一目惚れした学部に合格するために受験勉強を頑張った高校3年。

そして迎えた大学生活。

コロナも重なり、サボり癖も発揮し、人とのコミュニケーションをおろそかにし
コミュニティに参加せず、ただただバイトに明け暮れる日々。
興味ある授業はたくさんとったけれど、真剣に勉強しなかった。
何でもかんでも知りたくて、楽に知識を手に入れようとしたけれど、自分の頭でじっくり考えることもしなかった。

大学生活も目標を持たずなんとなく過ごしてしまって、気づいたら終わりを迎えてしまいそうになっていた。

よくよく考えてみたら、これまでの人生、ある程度設計されてきたレールの上を走ってきたように思える。自ら選択肢を選んでいたように思っていたけれど、提示されていた選択肢も、周りの大人たちに吟味され、どれを選んでも失敗しないように調整されていたのかもしれない。

そんな環境に甘えていたのかもしれない。
気づいたら一つ一つの選択が自分の身に影響を与えている。
自分に責任を持つ、とはこのことでもあるのかもしれない。

と、同時に、社会で成功だ、あるべきだ、と定められているよう(に私には見える)ロードマップを歩むのには疲れたし、ばかばかしく思えてきた。

大学は就活予備校じゃあないんだぜ。
ただただ読書に学問に没頭していてもいいじゃあないか。
アピールのためのガクチカなんてくだらない。

大衆の波に乗れなかった私の負け惜しみかもしれないけれど

大学3年の夏休み。インターンに行ったり大切な時期なのかもしれないけれど、
私は自分の日本中に眠る見たこともないワクワクに興味を惹かれ、
旅に出ることを決意する。
決意すらしなかったかもしれない、体が勝手に出ていった。

そう、一応優等生を演じてきた20年間。
私は大きな失敗をしないように努力をしてきたし、できる事前の準備はしてきた。

旅する時もそうである。
時間もお金も好きな時に自由に使えるわけではないので、
その旅の時間を最高なものにするためにある程度行く場所を決めたり、日程を組んだりする。
今回も、福岡に戻らねばならぬ日は決まっていたのである程度の日程の大枠を決めたり、
具体的にどこを回っていけば効率が良いのか、毎日寝る場所をどこにするのかを考えてはいた。
しかし、旅など計画通りに進むことなどない。
ハプニングはつきものだし、美しい景色を見たいのに雨にあたって、どうしたら良いものか。

 

進むべきか、どちらに行くべきか、とどまるべきか、引き返そうか、諦めるか、
選び難い選択をしなければならない場面に直面することもたくさんあった。

悔しい思いや後悔をしながらも、自ら選んだ道に責任を持ち受け止め、常にアップデートしながら未来を描き続けることが大切なのだ。

ビビりすぎなくてもいい。意外とどうにでもなる。ちょっとリスキーぐらいが旅にスパイスが効いて楽しい気がする。時にはちょっと人に頼ってもいいんじゃない。

旅を通して等身大の自分と向き合えたし、
これからの自分を描くこともできた。

ちょっと自分語りが長くなってしまったけれど、

よければ各地の思い出をおさめたビデオや写真で日本一周の短い動画を作ったのでぜひ!

youtu.be

 

旅はまだまだ続くぜ!